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小学生が「論理的思考」を学ぶべき理由~その1~

2019年08月02日

 

エール山科校の下村です。


論理的思考はできる限り早い段階で学び、鍛える必要がある、という点についてのお話です。


理由はたくさんあるのですが、僕は、

 

1.理解力が高まる → テストの点が伸びる
2.問題解決力が伸びる → あらゆる困難を乗り越える力がつく

 

という点がもっとも重要と思っています。


例えば小学生の勉強として、国語、算数、理科、社会といった、基本の教科がありますが、これらのテストで出てくる問題は、すべての日本語の文章で構成されています。

 

・・・当たり前ですよね^_^;

 

ただ、この当たり前が実は落とし穴でして、文章の理解力が乏しいと、テストのミスが頻発します。これは小学生のうちは気づきにくいのですが、問題が複雑になってくる中学・高校となると顕著な差として現れます。

 

文章の意味がわからなければ、問題が解けるはずがない。

 

そう。当たり前のことです。でもこれは親として、自分の子どもの勉強を見ているときですら、気づきにくい点です。

 

(それは・・・お恥ずかしながら僕自身のこと・・・。)

 

なぜかというと、読解力が乏しくても、多くの子どもたちは、文章自体は読んでいるのですね。音読もできる。ただ、文章を「イメージしきれていない」というのでしょうか。内容についての説明を求めるとうまくできない。


「こうだった?」と聞いても、いまいちよくわかっていない。

 

当初は

「きちんと読んでいないからだろう。ゆっくり、きちんと読めばできるようになる」

と思っていました。

しかし、何度も同じ過ちを繰り返すうちに気づきました。

 

「あ!もしかすると、文章をイメージにするのが苦手なのでは!?」

 

「ああ、しまった・・・。そういえば、自分の子どもに文章の読み方なんて、まったく教えていない・・・。」

 

その後、ただちに算数の文章についてかんたんな絵を書いてもらい、


その上で問題を解く。


すると・・・スイスイ解いていくではありませんか・・・。

 

つまり、算数であれ、国語であれ、

 

「文章をイメージ化するのが苦手なので、問題が解けない」

 

というケースが少なからずある、ということです。


これは、九九ができないまま中学生を迎えるようなもの。


基礎ができてないのに応用はできるはずがなく、


このまま放置しておくと、苦手意識がドンドンふくらんでいく危険性があります。

 

「ああ、、これは怖い・・・。」

 

素直にそう思いました。


今ではその対策として、イメージ化のための訓練をコツコツとやっています。


その訓練はいくつかありますが、中でも特に重要なのが、

イメージ化を支える役割をもつ、

 

「論理的思考の強化」

 

だと考えています。


その意味で、たとえ小学生であっても、論理的思考を鍛えることは大切なのです。

 

 

 

では次に、2.問題解決力が伸びる、という点についてですが、少し長くなってきましたので、続きは次回・・